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雨が好き
第13章 夏祭り
「みなとさん」

え?え?・・・名前?えええ!?

今まで名前で呼ばれたことあったっけ?
私は急にあたふたしてしまう。

たしかに、私は緊張しすぎて、『蒼人さん』とか呼んでいた気がするけど、彼からは「古谷さん」としか呼ばれていなかったような・・・。

「みなとさんは、浴衣で来るんですか?」

ほら、ここ・・・と指をさしたところには
『浴衣を着てきた参加者には鬼灯の鉢植え(ミニ)をプレゼント』
とあった。

「僕・・・浴衣あったっけなあ・・・?探してみます」
そう言って、また彼は大きくチーズケーキを頬張った。

私はギシッと身体が固まる。

お父さんは、カウンターの向こうで、静かにお皿を磨いていた。
普段、そんなこと、やらないのに・・・。
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