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第2章 捉えられる聖女

アランは目を細めて、子宮の上の下腹部を撫で上げれば、シェリルからは悲鳴にも似た甘い喘ぎが。

「あっ、あぁ！···やぁ、だ♡」

初めての底知れぬ快感がシェリルを襲う。

男に抱かれた事の無い無垢な体が、初めて絶頂の快感を知った瞬間だった。

そして、ビクビクと体をしならせたシェリルは、くたり、と意識を飛ばした。

「···あぁ、やっとあなたを手に入れられる」

アランはシェリルの下腹部から手を離せば、ほくそ笑んだ。

わざわざ聖域の強い教会へ来ただけの事はあった。

アランが施したのは、淫紋の魔術だった。

聖女を我が物とする為に、シェリルに施した。

気絶したシェリルの体を軽々と抱き上げたアランは、音もなくその場から立ち去った。