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第4章 女中　清（きよ）

　先夜、清の奉仕を初めて受けた夜には、尻の割れ目を撫でられて直ぐに射精してしまったことを、その後も自嘲していたが、＜今日はそれに耐えることができた＞のだと、自信めいたものが湧き上がった。そして、経験が浅いとしても、清に言われるままに体を動かすのではなく、自分から動いて、この豊満で淫靡な女体を堪能できるのではないかと、清に対する気後れも無くなったように思えた。

　そこで、誠一は仁王立ちになり、仰向けで荒い息を吐く清を見下ろすと、その両手を引いて立たせ、敷布団を降りて床柱の前に移った。そして、清を後ろ向きにして両手を床柱に当てさせ、突き出た尻を両手で捕まえて左右に広げると、その割れ目の奥に見える黒紅色の花びらの中心に、怒張を突き刺した。

　誠一が、深く挿入するために、清の腰を持ち上げると、ふくよかな腰回りや、真下に長く伸びるように垂れた乳房が大きく揺れた。誠一がゆっくりと腰を往復させていると、清の頭が次第に反り返り、喘（あえ）ぎ声が大きくなった。やがて、脚が脱力し、挿入を解いた誠一に腰を支えられながら、畳の上にうずくまり、背中を震わせた。