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やっと、逢えた
第5章 告白
「だから、昔からお医者様も行けなくて、
具合が悪い時は、
じっと家でお布団にくるまってやり過ごしてるんです」



そうだったのか。
だから、あんなに彼女のマンションの前で待っていてもなかなか会えなかったのか。
きっとかなり早い時間に家を出ていたんだろう。


そんでもって、
一人で具合の悪いのに堪えながら過ごしていたのか。

胸が痛くなってしまって、
膝の上の拳を握り締めてしまう。



「私の亡くなった妻も同じでしたな」と親父が言う。


俺と彼女は、

「えっ?」と同時に声を上げてしまった。



それは俺も初めて聴いた話だった。



「こいつは頭が固いから、
血液の研究で他人とは違う体質や能力を解明しようとしてるが、
そんなことはどうでも良くて、
なるようになるものだけどな」
と上品な顔で笑うと、

「紫さんは、こいつのこと、どう思うかな?」と言った。


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