この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
嘘が下手
第33章 優しい手

ガブの連絡はマメだったり途絶えたりのくりかえし
私はどんどん不安になった
そしてある日パタリと連絡が途絶えた
私から何度かメッセージを送ったが放置は3日間続いた
サイトにはログインしているのに私にはまったく連絡がこなかった
こんな気持ちで不安な日々が続くことが苦痛だった
まだふたりの間には何も始まっていないのに
元カレに似ていると思ったのが的中した
元カレもよくこうして私を不安にさせた
もう無理…
限界を感じた
そんな日曜日の午後
近所のママ友パパ友と子連れカラオケボックスに行くことになった
夫はこれ幸いにこづかいを要求しひとりで遊びに行った
カラオケの『逢いたい…』なんてフレーズを聴いただけで
切なくなった
泣きたくなった
子供達は楽しそうに流行りの恋の唄を歌い続ける
満たされない心で凍えそうだった
誰かにあたためて欲しかった
そして私は意を決してケータイをとりだした
あるひとにメッセージを送る
ずっと心の隅にいたあの人
私はどんどん不安になった
そしてある日パタリと連絡が途絶えた
私から何度かメッセージを送ったが放置は3日間続いた
サイトにはログインしているのに私にはまったく連絡がこなかった
こんな気持ちで不安な日々が続くことが苦痛だった
まだふたりの間には何も始まっていないのに
元カレに似ていると思ったのが的中した
元カレもよくこうして私を不安にさせた
もう無理…
限界を感じた
そんな日曜日の午後
近所のママ友パパ友と子連れカラオケボックスに行くことになった
夫はこれ幸いにこづかいを要求しひとりで遊びに行った
カラオケの『逢いたい…』なんてフレーズを聴いただけで
切なくなった
泣きたくなった
子供達は楽しそうに流行りの恋の唄を歌い続ける
満たされない心で凍えそうだった
誰かにあたためて欲しかった
そして私は意を決してケータイをとりだした
あるひとにメッセージを送る
ずっと心の隅にいたあの人

