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嘘が下手
第38章 告白
ベッドと互いの体を整えてから

また飲み始める

そして打ち明ける

私『私ね子宮癌になって手術をうけてるの

 だから生理もないし妊娠もしないの』

マモル『そか…俺てっきり手術痕って

  帝王切開かと思ってたよ』


マモルは私を無言でぎゅっと抱きよせてくれた

そしてたくさんキスをした


私の髪をなでながら


マモル『リカ子宮癌だったって言ったでしょ…

  リカ俺の足触ってみて…』


黒い靴下を履いたままの足を

私に向けて乗せた


そっと触れてみた

冷たくて硬かった


私『義足?』

マモル『うん!バイクで事故った』


事故の詳しい話をぼんやり聞いていた


自分でも不思議な程静かに受けとめた


ずっとソックスを履いていたことに

そんなに違和感は感じていなかった


歩き方も健常者と変わらなかった


聞いたところで二人の仲も何も変わらない


他人が聞いたら重いであろう告白


お互いに同じ罪に汚れた人間

お互いに不完全な人間


私達にとってはあまり大きな問題ではなかった
 
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