この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
嘘が下手
第15章 盆休みepisode【4】

マサトは合コンの日も翌日も
カオリさんのお店に飲みに行っていた
聞いてもいないのに話は長々と続く
殆どカオリさんの店でバイトするルミの話
そっか
そういうことね
なんとなくマサトの真意が見えてきた
私『マサト~
ルミちゃんのコトが好きになっちゃったの?』
マサト『うん…
だってさぁ俺のコト好きっていってくれるし…』
ルミのコトはカオリさんから聞いていた
彼女はその魅惑のボディで
数々の男性を虜にしている
ルミの取り巻きは財力のある年配の男性ばかり
ビジュアル的に上等な男はいない
だけどここでルミのコトを否定することは
恋の炎に油を注ぐようなもの
恋心なんて障害があった方が熱くなる
私はルミの裏の顔は話さない事にした
なんとなくそれが得策なのは本能で感じた

