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嘘が下手
第17章 初秋

夏が終わる頃
マサトはルミの虜となりその後も何度か店に顔を出した
『前に来た時にアフターで二人が消えたけど
ルミがマサトに飲み代を貸してるらしいぞ』
カオリさんが電話で言っていた
そんなある日
仲間で参加したイベント終わりにマサトふたりで飲んでた夕方
カオリさんから店に飲みに来ないかとの誘いがあった
ふたりでカオリさんの店に行くことにした
私『ルミちゃんにお金借りてるんでしょ?』
マサト『借りてねぇよ!
それくらい出してあげるよ!ってルミいったのに
アイツどこまでベラベラしゃべってるんだ…』
マサトはそれとなく探ってきた
ルミとの関係を私がどこまで知ってるのか…
それだけマサトとルミの関係が深い事がうかがえた
私は適当に逃げながらかわしながら話をする
真剣なのか遊びなのか
聞いたところで意味などない
マサトを嫌いになれるわけでもない
どうせなら楽しい時間を過ごしたかった
私『カオリ姐のお店に新しい女の子入ったらしいよ』

