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嘘が下手
第23章 旅行【3】
今度は私のケータイにメールが来た

マサト「なんかくうか?

  へやばんごうは?」

全部ひらがな!

相当酔っている?


私「817号室だよ

  ヤエコもいるからね」

すぐにマサトが部屋に来た

来るなりヤエコの膝に手を乗せた


呼ぶんじゃなかった


私『お腹空いたよ~!』

マサト『何か食べに行く?』

私『もう出たくない
 
  コンビニで何か買ってきて!』 

マサト『いいよー!』


少し3人で話していたらアユミが来た

前もってヤエコが連絡していたのだ 

マサトは風呂上がりで眼鏡をかけていたアユミに

『かわいー!』と言って抱きつく


私『いいから早く買い出しに行ってきて!』


一人になりたいくらいだよ 


アユミと入れ代わりにヤエコがお風呂に入りに自分の部屋に戻る 


私とアユミのふたりになった

親子程年の違う二人の女の話題はマサトだった 


アユミ『マサトさんて会社でもあんなカンジなんですかねぇ?』  

私『本人はカリカリしながら頑張ってるって言ってたよ

  結構怒ったりするって…』

アユミ『マサトさん怒るんですかぁ?』

私『実は私も怒ったの見たコトない!』


マサトの話は続く…

アユミ『マサトさんとヤエコさんってお似合いですよね!

  付き合えばいいのに!』

私『そうだよねぇ

  でもマサトも離婚したばかりだし

  実はかなり傷心中みたいだから少し時間がかかるのかも…』


結局マサトが戻るまでずっとマサトの話をしていた



 
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