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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第19章 妄想の乙女〜わたし、まだ、処女ですから
これも、もっともな解答が返ってきた。白い手がワイングラスを持ち上げ、薄く紅を引いた唇に運ぶ。釣られて私も、自分のグラスを口に……そこへ、恥じらいを含んだ低い声が……。
「わたし、まだ、処女ですから」
「……うぐ」
不意打ちのカミングアウトに、思わず、口に含んだワインにむせた。
「大丈夫ですか? お水飲んでください」
咳き込むのをハンカチで押さえ、涙目でワインを飲み込む。スッと差し出されたコップの水をひと口飲んで、やっと落ち着いた。
「わたし、まだ、処女ですから」
「……うぐ」
不意打ちのカミングアウトに、思わず、口に含んだワインにむせた。
「大丈夫ですか? お水飲んでください」
咳き込むのをハンカチで押さえ、涙目でワインを飲み込む。スッと差し出されたコップの水をひと口飲んで、やっと落ち着いた。