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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第30章 ソープ嬢、人馬宮紫月デビュー〜霧山、川崎堀之内へ
二月が慌ただしく過ぎていった。学業と作家としての活動、および泡姫デビュー前の準備に追われている麗奈に会えぬまま、来週から三月だ。源氏名"人馬宮紫月"の泡姫デビューの日は、もうすぐそこまで来ている。
麗奈の後輩である琴葉の件やら、LINEや電話ではなくて、誤解を避けるために直接に麗奈に聞き、話したかったのだが、お互いのタイミングが合わなかった。
琴葉を抱いた事実を言い訳するつもりはない。ただ、私が黙っていてもいずれ麗奈は知る。まず間違いなく琴葉が麗奈に話す。すでにふたりの女のあいだでその件についての会話がなされてるかもしれないが。彼女らからはそれらしき連絡は無い。
あの日以来、琴葉からの連絡は無かった。交換したLINEも沈黙を続けている。琴葉は待っているのだ。私の保留が解除されるまで、私からの返事を待っている。
川崎堀之内のソープランド「トロピカル」のホームページの更新を逐次チェックしつつ、モヤモヤする胸を抱えて日々を過ごす。
そしてついに……。
待っていた情報を得た私は、ある人物へ電話を入れた。
♢
麗奈の後輩である琴葉の件やら、LINEや電話ではなくて、誤解を避けるために直接に麗奈に聞き、話したかったのだが、お互いのタイミングが合わなかった。
琴葉を抱いた事実を言い訳するつもりはない。ただ、私が黙っていてもいずれ麗奈は知る。まず間違いなく琴葉が麗奈に話す。すでにふたりの女のあいだでその件についての会話がなされてるかもしれないが。彼女らからはそれらしき連絡は無い。
あの日以来、琴葉からの連絡は無かった。交換したLINEも沈黙を続けている。琴葉は待っているのだ。私の保留が解除されるまで、私からの返事を待っている。
川崎堀之内のソープランド「トロピカル」のホームページの更新を逐次チェックしつつ、モヤモヤする胸を抱えて日々を過ごす。
そしてついに……。
待っていた情報を得た私は、ある人物へ電話を入れた。
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