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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第7章 温泉旅館で姫初め〜わたし、風俗嬢になりたいんです
「……そ」
"そ"のあとが出てこない。何を言おうとしたのか忘れた。
風俗嬢と麗奈は言った。
風俗嬢になりたいと。
……いや。聞き間違いかもしれない。
「もう一度言ってくれないか」
聞き間違いでないのはわかっていた。聞き返したのは混乱していたからだ。だから、
「わたし、風俗嬢になってみたいの」
麗奈からのはっきりした返事を聞いたら尚さらに混乱した。
美月と目が合った。とたんに、ハッとしたように目を逸らした。ということは……美月は知っていたのだ。麗奈の意向をあらかじめ知っていた。
急速に酔いが冷めていく。
だんだん腹が立ってきた。
込み上げてきた怒りに任せ、思わず「だめだ」と言ってしまってから後悔する。
後悔したが怒りは収まっていない。脈絡もなくいきなり単刀直入に自分の希望だけをぶつけてきた麗奈に腹が立ったのだ。
「麗奈、きちんと説明しなさい。いきなり言われても理解できないだろうが」
「まだ説明もしていないのに却下するなんて、霧山先生らしくないわ」
麗奈から怒りを含んだ声が返ってきた。
このう……生意気な娘が。
"そ"のあとが出てこない。何を言おうとしたのか忘れた。
風俗嬢と麗奈は言った。
風俗嬢になりたいと。
……いや。聞き間違いかもしれない。
「もう一度言ってくれないか」
聞き間違いでないのはわかっていた。聞き返したのは混乱していたからだ。だから、
「わたし、風俗嬢になってみたいの」
麗奈からのはっきりした返事を聞いたら尚さらに混乱した。
美月と目が合った。とたんに、ハッとしたように目を逸らした。ということは……美月は知っていたのだ。麗奈の意向をあらかじめ知っていた。
急速に酔いが冷めていく。
だんだん腹が立ってきた。
込み上げてきた怒りに任せ、思わず「だめだ」と言ってしまってから後悔する。
後悔したが怒りは収まっていない。脈絡もなくいきなり単刀直入に自分の希望だけをぶつけてきた麗奈に腹が立ったのだ。
「麗奈、きちんと説明しなさい。いきなり言われても理解できないだろうが」
「まだ説明もしていないのに却下するなんて、霧山先生らしくないわ」
麗奈から怒りを含んだ声が返ってきた。
このう……生意気な娘が。