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愛欲ハーレム・妄想の処女〜琴葉【官能作家・霧山純生の情事】
第9章 温泉旅館で〜セックスの余韻のなかで、霧山、官能を考察する
「ねえ先生……。もしかして、やきもちを焼いてくれたの?」

 セックスの余韻に浸り、腕の中に抱いた麗奈の髪をそっと撫でていると、思い出したように娘がささやいた。絡めた足がさらに密着する。

「……うむ」

 はっきり指摘されると気まずい。嫉妬など馬鹿げている。我ながらそう思う。

 麗奈の行動力の源泉は好奇心だ。創作には欠かせないものだ。絵空事の小説においてリアルを構築するためにはリアルを知らねばならない。リアルを知らずにそれを描けば物語世界は上べだけの薄っぺらなものに成り果てる。

 私や麗奈が描こうとしているのがファンタジーや犯罪小説ならばそれでもよいだろう。殺人鬼を描くのに本当に人を殺していたら、そのジャンルの作家たちは皆、シリアルキラーということになってしまう。だからそこは作家の力量で、読者がリアルを感じる物語を想像で補う。

 しかしながら、私たちが描いているのはごく普通に暮らしている人間なのだ。この世界の普通の人間の男と女の愛憎とエロスを描く。
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