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Blue
第2章 ブルーの私

午後2時の日比谷公園
午前中から図書館で画集を見て過ごし、図書館の中のカフェで遅めのランチを済ませ、再び画集のある階に戻りました
午前中から、時おり感じていた若い視線は、引き続き私を追っているようです
私の右斜後に座る視線の主は、画集を見ている高校生か大学生ぐらいで、正直、少し驚くくらいの美少年です
夜のクラブには、以前の私の性欲を満たすだけのオトコはいました
というより、そういうオトコとオンナしかいませんでした
ジムで声をかけてくるオトコは、もっと性欲のかたまりです
丸の内中通りや日比谷や虎ノ門のカフェで、果敢に私に声をかけるオトコは、チャレンジを厭わない自信に満ち溢れたオトコですが、連れて歩き、抱き、見定めて結婚し、仕事の励みにし、自分のDNAを残し、そのうち母になり若さを失った妻をおいて浮気しそうな、自分本位のオトコです
そして、今日の私は、図書館に来ています
普段から、気が向いたら、知的好奇心も旺盛な私は、図書館に来ます
こんなに自由に、知的好奇心を満たせる場所は、他にはありません
決してオトコを探しにきたわけではないのですが、得てしてそういう無欲な時に、巡り合う運命のような相手が現れるものかもしれません
午前中から図書館で画集を見て過ごし、図書館の中のカフェで遅めのランチを済ませ、再び画集のある階に戻りました
午前中から、時おり感じていた若い視線は、引き続き私を追っているようです
私の右斜後に座る視線の主は、画集を見ている高校生か大学生ぐらいで、正直、少し驚くくらいの美少年です
夜のクラブには、以前の私の性欲を満たすだけのオトコはいました
というより、そういうオトコとオンナしかいませんでした
ジムで声をかけてくるオトコは、もっと性欲のかたまりです
丸の内中通りや日比谷や虎ノ門のカフェで、果敢に私に声をかけるオトコは、チャレンジを厭わない自信に満ち溢れたオトコですが、連れて歩き、抱き、見定めて結婚し、仕事の励みにし、自分のDNAを残し、そのうち母になり若さを失った妻をおいて浮気しそうな、自分本位のオトコです
そして、今日の私は、図書館に来ています
普段から、気が向いたら、知的好奇心も旺盛な私は、図書館に来ます
こんなに自由に、知的好奇心を満たせる場所は、他にはありません
決してオトコを探しにきたわけではないのですが、得てしてそういう無欲な時に、巡り合う運命のような相手が現れるものかもしれません

