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Blue
第2章 ブルーの私
画集の棚から何冊かを席に座って見た私は、画集を棚に戻し、その視線の前を横切り、正三角形の図書館の建物から日比谷公園に出ました

きっと彼も、画集を棚に戻し、追ってくるはずです
熱い目は、ターゲットに照射したら離さないレーザーのように、私をロックしているのは、十分に感じていました

図書館の入口を背に野外音楽堂を左に見て、1分ほど大きな木を見上げ、日比谷公会堂の方へ歩き始めました

関東大震災の後の昭和4年に建てられたという東京で最初のオーケストラのコンサートができるホールで、今は耐震工事中なので、中には入れません

公会堂前の広場から噴水に向かってスマホで写真を撮るふりをして後ろを映すと、予想通り、10メートルほど後から若い視線が見つめています

今です

スマホをポーチにしまい、少し空を見上げ、そこから振り返りざまに、若い視線を捉え、まっすぐに歩き、手を伸ばせば届くところまで一気に近づき、ずっとしていたブルーのマスクを外しました

完全に固まっている若者
身長は座っていた時の感じより高く、ブーツを履いた私よりも少し高いくらいで、華奢に見える細身のカラダで、バッグを斜め掛けし、ホワイトのサマーセーターにジーンズに白のコンバース
なかなかの美少年
どう見ても学生

10秒ほど至近距離で向かい合いました
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