この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
心の中のガラスは砕けて散った
第5章 5月

GWも終わり 世間は平常に 夕飯を終えた康二は
時計を見て、大学ノートと子機を抱え寝室へ
親指が覚えた番号押す、2度のコールで通話が始まった
「 ご無沙汰!! 」
微かな笑い声の後
「 お久し振りです 」
少し幼い声で早紀が答えて来た
「 GW何処か出かけました? 」
「 主人仕事だったし、私も2日パートを頼まれたから
何処にも 」
つまらなそうな口調で早紀が答え
「 今日も主人休みなのに、さっきスーツ着て出かけたは 」
「 お仕事? 」
「 今は駅前に建築中のマンションの販売を
購入される方 ご夫婦が多いから、
夜の商談に成るのね 此のマンションも
上の階は直ぐに決まったけど 1階2階は売れなくて
少し安く手に入れられたの、ローンが大変 」
電話の向こうから子供の声とアニメの音声が聞こえて来た
「 家の子も同じ番組 見てる 」
リビングから 同じアニメの音声が聞こえ
康二は吹き出した
「 子供達 この番組好きみたい アニメが
始まると TVの前で大人しいの 」
早紀が嬉しそうに話す
「 明日また電話 良いかな? 」
手に持つ子機が汗ばんでくる
「 うふっ!! お待ちしてます 」
少し舌足らずな早紀の嬉しそうな声を聞いて
通話は終わった
時計を見て、大学ノートと子機を抱え寝室へ
親指が覚えた番号押す、2度のコールで通話が始まった
「 ご無沙汰!! 」
微かな笑い声の後
「 お久し振りです 」
少し幼い声で早紀が答えて来た
「 GW何処か出かけました? 」
「 主人仕事だったし、私も2日パートを頼まれたから
何処にも 」
つまらなそうな口調で早紀が答え
「 今日も主人休みなのに、さっきスーツ着て出かけたは 」
「 お仕事? 」
「 今は駅前に建築中のマンションの販売を
購入される方 ご夫婦が多いから、
夜の商談に成るのね 此のマンションも
上の階は直ぐに決まったけど 1階2階は売れなくて
少し安く手に入れられたの、ローンが大変 」
電話の向こうから子供の声とアニメの音声が聞こえて来た
「 家の子も同じ番組 見てる 」
リビングから 同じアニメの音声が聞こえ
康二は吹き出した
「 子供達 この番組好きみたい アニメが
始まると TVの前で大人しいの 」
早紀が嬉しそうに話す
「 明日また電話 良いかな? 」
手に持つ子機が汗ばんでくる
「 うふっ!! お待ちしてます 」
少し舌足らずな早紀の嬉しそうな声を聞いて
通話は終わった

