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心の中のガラスは砕けて散った
第5章 5月
GWも終わり 世間は平常に 夕飯を終えた康二は
時計を見て、大学ノートと子機を抱え寝室へ
親指が覚えた番号押す、2度のコールで通話が始まった

「 ご無沙汰!! 」
微かな笑い声の後

「 お久し振りです 」
少し幼い声で早紀が答えて来た

「 GW何処か出かけました? 」

「 主人仕事だったし、私も2日パートを頼まれたから
  何処にも 」
つまらなそうな口調で早紀が答え

「 今日も主人休みなのに、さっきスーツ着て出かけたは 」

「 お仕事? 」

「 今は駅前に建築中のマンションの販売を 
  購入される方  ご夫婦が多いから、
  夜の商談に成るのね 此のマンションも
  上の階は直ぐに決まったけど 1階2階は売れなくて
  少し安く手に入れられたの、ローンが大変 」 
電話の向こうから子供の声とアニメの音声が聞こえて来た

「 家の子も同じ番組 見てる 」
リビングから 同じアニメの音声が聞こえ
康二は吹き出した

「 子供達 この番組好きみたい アニメが
  始まると TVの前で大人しいの 」
早紀が嬉しそうに話す

「 明日また電話 良いかな? 」
手に持つ子機が汗ばんでくる

「 うふっ!! お待ちしてます 」
少し舌足らずな早紀の嬉しそうな声を聞いて
通話は終わった
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