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心の中のガラスは砕けて散った
第5章 5月
2日の集会が終り 何時もの様に年配の篠崎と
早紀の3人で自宅へ 街灯の明かりが
長い黒髪を光らせ、横を歩く篠崎が口を開いた

「 今年は山梨の温泉 紅葉が見られるはネ 」
篠崎が嬉しそうに話す、3か所の候補を
康二が提案し、地元で農家を営む年配の山鹿の
意見に押され 山梨の山翠楼に決まった

「 おやすみなさい 」
篠崎が頭を下げ脇道へ入って行く
二人は挨拶を返し 康二が早紀に聞いた

「 町内会の旅行、参加されます? 」
早紀が小さく首を振り

「 家の子連れて、行けませんから!! 」
長い髪の間から大きな目が少し悲しそうに
康二を見上げた

「 お子さん連れて参加しても大丈夫ですよ 
  早紀さんと 行きたいな 」
康二は少しお道化ながら早紀の顏を覗き込む
街灯の明かりが長い黒髪の下の大きな目を光らせ
ふっくらとした顔から笑顔を出して

「 家の子 聞き分けないから 皆さんにご迷惑
  掛けそうで、」
目の中に 少しの寂しさを浮かべ頭を下げて
康二に背を向け 歩み去って行った
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