この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
心の中のガラスは砕けて散った
第7章 7月
7月最初の町内会 何時もなら8月の夏祭りの
段取りと手配を分担し 集会は終わる予定だった

何時もの様に康二は、10分前に集会場へ入り
中央の席に座り、一人二人と席に着き
3丁目の細川が 一人の中年の女性を連れて来た

薄い白色に幾何学な青の模様をあしらったワンピース
丈の有る白いカーディガンを羽織りやや太って見え
細面 狐顔に近くおでこが広い、険を帯びた目で
集会場に並ぶ役員を見て 並んで座った

7時少し前、息を切らせて早紀が
集会場に駆け込んで座るのを見て
康二はノートを開き、夏祭りの打ち合わせを
始めようとした時 細川の隣に座った夫人が
甲高い声を上げ

「 会長さん ゴミ捨て場の話しが先でしょう 」
集会場がざわつき 皆の視線が夫人に集まる

「 家の目の前に 生ごみを捨てられる身に
  成って欲しいんです 臭いし!! 」
吐き捨てる様に言い、集会場に集まる役員を見回す
康二は、ノートを開いたまま、小太りの西橋を見た
何時美容院に行ったのか 肩まで伸びた髪は
整いを失い、寝起きの様に跳ね、険の有る目で
ヒステリーに ゴミ捨て場を移動しろと
まくし立てた 
/185ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ