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心の中のガラスは砕けて散った
第7章 7月

7月最初の町内会 何時もなら8月の夏祭りの
段取りと手配を分担し 集会は終わる予定だった
何時もの様に康二は、10分前に集会場へ入り
中央の席に座り、一人二人と席に着き
3丁目の細川が 一人の中年の女性を連れて来た
薄い白色に幾何学な青の模様をあしらったワンピース
丈の有る白いカーディガンを羽織りやや太って見え
細面 狐顔に近くおでこが広い、険を帯びた目で
集会場に並ぶ役員を見て 並んで座った
7時少し前、息を切らせて早紀が
集会場に駆け込んで座るのを見て
康二はノートを開き、夏祭りの打ち合わせを
始めようとした時 細川の隣に座った夫人が
甲高い声を上げ
「 会長さん ゴミ捨て場の話しが先でしょう 」
集会場がざわつき 皆の視線が夫人に集まる
「 家の目の前に 生ごみを捨てられる身に
成って欲しいんです 臭いし!! 」
吐き捨てる様に言い、集会場に集まる役員を見回す
康二は、ノートを開いたまま、小太りの西橋を見た
何時美容院に行ったのか 肩まで伸びた髪は
整いを失い、寝起きの様に跳ね、険の有る目で
ヒステリーに ゴミ捨て場を移動しろと
まくし立てた
段取りと手配を分担し 集会は終わる予定だった
何時もの様に康二は、10分前に集会場へ入り
中央の席に座り、一人二人と席に着き
3丁目の細川が 一人の中年の女性を連れて来た
薄い白色に幾何学な青の模様をあしらったワンピース
丈の有る白いカーディガンを羽織りやや太って見え
細面 狐顔に近くおでこが広い、険を帯びた目で
集会場に並ぶ役員を見て 並んで座った
7時少し前、息を切らせて早紀が
集会場に駆け込んで座るのを見て
康二はノートを開き、夏祭りの打ち合わせを
始めようとした時 細川の隣に座った夫人が
甲高い声を上げ
「 会長さん ゴミ捨て場の話しが先でしょう 」
集会場がざわつき 皆の視線が夫人に集まる
「 家の目の前に 生ごみを捨てられる身に
成って欲しいんです 臭いし!! 」
吐き捨てる様に言い、集会場に集まる役員を見回す
康二は、ノートを開いたまま、小太りの西橋を見た
何時美容院に行ったのか 肩まで伸びた髪は
整いを失い、寝起きの様に跳ね、険の有る目で
ヒステリーに ゴミ捨て場を移動しろと
まくし立てた

