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心の中のガラスは砕けて散った
第7章 7月

「 夏祭りの 打ち合わせに入ります 」
例年の事 担当を決め 打ち合わせは思いの他
早く終わり、
「 本日は此れで 終了させて戴きます
ご苦労様でした 」
皆の労いの声が出て、役員たちが立ち上がり
入り口に向かい、山鹿が声を掛けて来た
「 成田さん 集会場の鍵借りられるか? 」
手を差し出して来る 康二はキーホルダーから
スペアーキーを抜き手渡すと、笑い顔で宮城に
キーを見せ 3人が集会場から出て行った
康二はゴミ袋を抱え、集会場に散らばるゴミを集め
入り口に向かう、何時もの様に集会場の街灯の下に
早紀と篠塚が待っていた、3人で歩き始め篠崎が
「 山鹿さん達・・・・・ 」
何かを言いかけ、口を噤み
「 おやすみなさい 」
篠崎が頭を下げ背中を見せて去って行く、街灯の明かりに
早紀の大きな目が見上げ、康二は首を振り
「 山鹿さんがスペアーキー持って行ったから 」
落胆した目で康二を見上げ二人は自宅へ向かう
途中に新築工事の建物が、ブルーシートに覆われているのを
康二は見付け、早紀の手を引いて脇道へと入って行った
例年の事 担当を決め 打ち合わせは思いの他
早く終わり、
「 本日は此れで 終了させて戴きます
ご苦労様でした 」
皆の労いの声が出て、役員たちが立ち上がり
入り口に向かい、山鹿が声を掛けて来た
「 成田さん 集会場の鍵借りられるか? 」
手を差し出して来る 康二はキーホルダーから
スペアーキーを抜き手渡すと、笑い顔で宮城に
キーを見せ 3人が集会場から出て行った
康二はゴミ袋を抱え、集会場に散らばるゴミを集め
入り口に向かう、何時もの様に集会場の街灯の下に
早紀と篠塚が待っていた、3人で歩き始め篠崎が
「 山鹿さん達・・・・・ 」
何かを言いかけ、口を噤み
「 おやすみなさい 」
篠崎が頭を下げ背中を見せて去って行く、街灯の明かりに
早紀の大きな目が見上げ、康二は首を振り
「 山鹿さんがスペアーキー持って行ったから 」
落胆した目で康二を見上げ二人は自宅へ向かう
途中に新築工事の建物が、ブルーシートに覆われているのを
康二は見付け、早紀の手を引いて脇道へと入って行った

