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心の中のガラスは砕けて散った
第3章 依頼
靖之は電話を指先で切り、受話器を見つめ溜息を吐き出した
原因は昨年の11月位からの由美への違和感だった
何時からだったのか、記憶は朧だが、会話を交わしている時
二人の間に、薄い膜を感じるように成り、夫婦生活も長く成って
こんな物だろうと、思うようにしていた
決定的な不信感を作ったのは11月の中頃だった、
小さな明かりだけの部屋で何時もの様に由美を裸にして、
抱き合って舌を交わし、お互いに全裸で肌を触れあい
今日は私が、由美が耳元で囁き、靖之の股間に膝ま付くと
固く成った竿に手を添え、舌が何度も竿を舐め、時折
靖之に隠微な視線を送って来る、確かめる様に送って来る
淫靡な視線、長く伸ばした舌が肉竿を彷徨い
亀頭を舐め、しゃぶる様に亀頭を含んでくる
余りの気持ち良さに頭をベッドに付け体を投げ出し、
フェラチオの快感に身を委ね、由美が靖之を跨ぎ
肉棒を膣に擦り付け、腰を落として肉棒が飲み込まれ
由美の出す愛液が太腿を濡らして来る、腰を波打たせ
康之の体の上で目を閉じ腰を動かして

・・・いい・・いい・・いい・・・

連呼する姿を見て、今までの由美との営みで見せなかった姿に
男の影を靖之は感じていた、その後由美が浴室に入った時
下着を覗いたが、以前と変わらない下着が並び
時折電話を入れても、何時もと変わらない受け答えに
気の所為だったのかと、思っていた
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