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心の中のガラスは砕けて散った
第3章 依頼
「 今日ですね 」
ソファーの上にヘルメットを置いた桃花が給湯室に消え
ココアを入れたカップを抱えて部屋に戻ると藤堂に言った
机の上に置かれた珈琲を持ち上げ藤堂が頷く

「 さあ!! 行こうか!! 」
藤堂も暫くぶりの 追跡に思わず声を出し手に持った
車のキーを揺らせて見せ 桃花が頷いてヘルメットを抱え
事務所を後に

  ウーーー 

終業のサイレンが鳴り 少し間が開き工場から
吐き出されるように人の波が流れ出て来る
藤堂は 送迎用のマイクロバスに乗り込む人を 手に持った
オペラグラスで確認していた、由美がバスに乗り込む姿を見て
車に乗り込むと エンジンを始動させ 工場の脇の道路に
車を回して 送迎バスが出て来るのを待ち受け
携帯を取り出して 桃花の番号をタッチした

「 はい! 桃花です 」
ワンコールで桃花が答え 藤堂は 此れからバスの後を付いて
駅に向かう事を伝え 通話を終わらせた時 大きく工場の
社名の書かれた送迎バスが 目の前を走り始め その後ろを
藤堂は同じ速度で追走を始めた

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