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心の中のガラスは砕けて散った
第10章 奈緒
静止したように 動かない二人 奈緒の手が 
おずおずと社長の首に回され 社長の頭が動き 
斜めに傷の入った背中が 社長の体から生える様に 
大きく開いた白い太腿が見え、社長が起き上がる

組み敷かれた奈緒の目が開き 二人の股間が
一つに繋がる処を映し出し カメラは股間をアップに
肉棒を押し込まれた奈緒の膣の回りに赤い物が映し出され
社長の指先が その赤い物を指先に付け カメラは
社長の人差し指と親指をズームにして それが
破瓜の血だと見せつける様に、指先が動いて見せた

再び社長は 奈緒に覆い被さり 大きな手が奈緒の頬に
顔を上げる奈緒の視線は 覆いかぶさる社長を見上げ
小さな声に頷き、見上げる視線は社長に、社長の目を
見下ろす視線を受け止め、社長の目の奥を 瞳の奥を
ただそれだけを見つめ続け、視線を外さず何度も頷く

社長の顔が奈緒の顔に 寄って行く
大きな目は静かに閉じ、唇が開き シーツを
掴んでいた手が、大きな傷を持つ背中に回され
二人の顔が重なった

画面がぼやける、
流れる涙をぬぐう事も出来ず
悠希は画面を見続けた
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