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心の中のガラスは砕けて散った
第3章 依頼

3月7日
靖之は車を駅前に止め 藤堂の事務所を見上げ
明かりが灯っているのを見て階段を上がり扉を叩いた
木曜、勤務時間中に藤堂から電話が入り、報告したい事が
有ると言われ、金曜帰りに寄ると伝えていた
藤堂の事務所に向かう車の中でも、不安しかない
由美の不倫が確定したのだろうと、半ば
覚悟を決めていた
事務所の扉が開かれ 髪の短い娘が体をずらし
靖之を中へ案内して、ソファーを手の平で指し
「 お掛けください 」
一礼して 奥へと消えていった 藤堂が大判の
封筒を抱え靖之の前に座り、大判の封筒をテーブルの
上に置いた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「 何か・・判りましたか? 」
封筒を置いた藤堂の口が開かない事に
苛立ちを覚え、靖之は切り出した
「 こちら・・・奥様をお調べした報告書です 」
靖之は車を駅前に止め 藤堂の事務所を見上げ
明かりが灯っているのを見て階段を上がり扉を叩いた
木曜、勤務時間中に藤堂から電話が入り、報告したい事が
有ると言われ、金曜帰りに寄ると伝えていた
藤堂の事務所に向かう車の中でも、不安しかない
由美の不倫が確定したのだろうと、半ば
覚悟を決めていた
事務所の扉が開かれ 髪の短い娘が体をずらし
靖之を中へ案内して、ソファーを手の平で指し
「 お掛けください 」
一礼して 奥へと消えていった 藤堂が大判の
封筒を抱え靖之の前に座り、大判の封筒をテーブルの
上に置いた
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「 何か・・判りましたか? 」
封筒を置いた藤堂の口が開かない事に
苛立ちを覚え、靖之は切り出した
「 こちら・・・奥様をお調べした報告書です 」

