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隷落の檻・淫獣の島 ~姦獄に堕ちた被虐の未亡人~
第3章 謀殺
この関係は女が結婚してからも続いた。
女が結婚した相手は、島の神社の宮司だった。50歳代の男で、壮一も子供のころから知っている男だった。
名は、深堀純英。島の名門。先祖は水軍の大将だったと聞いたことがあったが、純英には、そんな荒々しさはなく、名門の当主で、人の良い宮司という感じだった。
当然、夜の営みも激しくはなく、まったりとしたものらしかった。女はそれが不満だったようで、壮一が相手をすることが多かった。
だが、女は嫁いですぐに子ができた。壮一は、俺の子ではないか?そんな疑念を抱いた。童貞喪失の日から10カ月後に生まれたからだ。純英にとっては次男だが・・・。
2年後、求められて、女を抱くと、10カ月後に、また生まれた。そして、それから2年後。同じように・・・。
純英とも夜の営みがあり、女が産んだ子が壮一の子だとは断定できないが、壮一には、なんとなく、自分の子ではないかという思いがあった。
そして、童貞喪失から、20年が経過したある先日、網元で氏子総代の澤村龍平の息子、翔平と話していると、
「壮一さんって男前っすよね」
と、言い出した。
「お世辞を言っても何も出んぞ」
壮一は答えた。
「いや、真面目な話ですよ。山田孝之と小栗旬の良いとこ取りじゃないっすか」
翔平が言った。島の人間は、見慣れているからか、あまり、そういう話をしないが、街に出かけると、飲み屋の女からは、
「目元が小栗旬、顔の濃さは山田孝之」
と、持ち上げられたことはあったが、真には受けていなかったが、翔平も言うということは、そういう感じなのだろうか・・・。
「そういえば、神社の純孝と同級生だけど、アイツも山田孝之に似ているとか言われるそうで、確かに、なんとなし似ている感じだし、弟の純茂も小栗旬に似ているとか言われてて、確かに、似ている感じがする。この島には、男前が多いですよね」
翔平はそう言って、
「純孝も、純茂も、なんとなし、性格も含めて、壮一さんと似ている部分がありますよね」
と、続けた・・・。壮一は、顔はともかく、純孝や純茂の性格は年齢差もあって関わらないから、知らないが、顔だけではなく性格もと言われると、疑念がわいた。
壮一は、ヤンチャで気も短い。典型的なヤンキーだ。宮司の深堀純英は、市村正親似のダンディで、紳士な感じだ。
女が結婚した相手は、島の神社の宮司だった。50歳代の男で、壮一も子供のころから知っている男だった。
名は、深堀純英。島の名門。先祖は水軍の大将だったと聞いたことがあったが、純英には、そんな荒々しさはなく、名門の当主で、人の良い宮司という感じだった。
当然、夜の営みも激しくはなく、まったりとしたものらしかった。女はそれが不満だったようで、壮一が相手をすることが多かった。
だが、女は嫁いですぐに子ができた。壮一は、俺の子ではないか?そんな疑念を抱いた。童貞喪失の日から10カ月後に生まれたからだ。純英にとっては次男だが・・・。
2年後、求められて、女を抱くと、10カ月後に、また生まれた。そして、それから2年後。同じように・・・。
純英とも夜の営みがあり、女が産んだ子が壮一の子だとは断定できないが、壮一には、なんとなく、自分の子ではないかという思いがあった。
そして、童貞喪失から、20年が経過したある先日、網元で氏子総代の澤村龍平の息子、翔平と話していると、
「壮一さんって男前っすよね」
と、言い出した。
「お世辞を言っても何も出んぞ」
壮一は答えた。
「いや、真面目な話ですよ。山田孝之と小栗旬の良いとこ取りじゃないっすか」
翔平が言った。島の人間は、見慣れているからか、あまり、そういう話をしないが、街に出かけると、飲み屋の女からは、
「目元が小栗旬、顔の濃さは山田孝之」
と、持ち上げられたことはあったが、真には受けていなかったが、翔平も言うということは、そういう感じなのだろうか・・・。
「そういえば、神社の純孝と同級生だけど、アイツも山田孝之に似ているとか言われるそうで、確かに、なんとなし似ている感じだし、弟の純茂も小栗旬に似ているとか言われてて、確かに、似ている感じがする。この島には、男前が多いですよね」
翔平はそう言って、
「純孝も、純茂も、なんとなし、性格も含めて、壮一さんと似ている部分がありますよね」
と、続けた・・・。壮一は、顔はともかく、純孝や純茂の性格は年齢差もあって関わらないから、知らないが、顔だけではなく性格もと言われると、疑念がわいた。
壮一は、ヤンチャで気も短い。典型的なヤンキーだ。宮司の深堀純英は、市村正親似のダンディで、紳士な感じだ。