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隷落の檻・淫獣の島 ~姦獄に堕ちた被虐の未亡人~
第3章 謀殺
顔かたちより、性格が似ているというのは、気になった。
温厚で紳士だと言われている純英の次男、三男が、ヤンキーというのは、初耳だったが、同級生の翔平の言葉に嘘はなさそうだった。また、嘘を吐く必要性もない。
壮一は、二人に興味を持ったが、翔平は更に続けて、
「純英さんの後妻の早苗っていう女。相当のワルみたいだから、あの女が産んだ子はみんな、ヤンキーなのかもしれませんね。娘の純代もワルですよ。今は、島を出て高校に通っていますが」
と、話した。純英の長男で、禰宜の純俊は、壮一と年齢も近く、島の祭りなどでも顔を合わすが、純英に似て、育ちの良さがある順良な男だった。
「同じ父親の子でも母親が違うからね」
島の人たちは言うが、それにしても違い過ぎると壮一も思っていたが、俺とあの女の子供だと思えば、不思議はなかった。
そして、あの女から連絡があった。
「用意して欲しいものがあるの」
不思議だった。金もあるはずだし、物を買うなら、自分で何とでもなるはずなのに、不思議だと壮一は感じた。
「何が必要なんだ。俺に頼まないといけないものって何だ?」
訊くと、答えを聞いて、少し困惑した。
「河豚の肝臓」
毒のある部分で、当然、廃棄されるのは通常だ。漁師をしていれば、釣り上げることもあるが、フグの調理は免許が必要だし、実際、難しい。釣り上げれば、そのまま丸ごと市場に出す。調理することはない。肝臓と言われても、触るのは怖い。
「肝臓だけというのは、難しい」
そう答えると、
「内臓なら、どこでもいい」
と、求める部位が広がった。
「それなら」
と、請け負ったが、毒だ。何に使うのか・・・。だから、先ほどの会話になったわけだ。
野犬の駆除なら・・・と、自分を納得させた壮一だったが、誘われて、不安になった。
この際だからと、気になっていたことを訊いた。
「純孝と純茂、純代の三人は、あんたの子だが、父親は純英なのか?」
女は笑った。そして、
「どうしたんだい?そんなことが気になるのかい?」
と言って、壮一の顔を覗いた。
「いや、この間、純孝や純茂と俺が顔や性格が似ていると言う奴がいてね」
壮一が、苦笑いすると、
「そうね。中出しした後に生まれたから、俺の子じゃないかって思ったってわけね」
女は合わせてきた。
温厚で紳士だと言われている純英の次男、三男が、ヤンキーというのは、初耳だったが、同級生の翔平の言葉に嘘はなさそうだった。また、嘘を吐く必要性もない。
壮一は、二人に興味を持ったが、翔平は更に続けて、
「純英さんの後妻の早苗っていう女。相当のワルみたいだから、あの女が産んだ子はみんな、ヤンキーなのかもしれませんね。娘の純代もワルですよ。今は、島を出て高校に通っていますが」
と、話した。純英の長男で、禰宜の純俊は、壮一と年齢も近く、島の祭りなどでも顔を合わすが、純英に似て、育ちの良さがある順良な男だった。
「同じ父親の子でも母親が違うからね」
島の人たちは言うが、それにしても違い過ぎると壮一も思っていたが、俺とあの女の子供だと思えば、不思議はなかった。
そして、あの女から連絡があった。
「用意して欲しいものがあるの」
不思議だった。金もあるはずだし、物を買うなら、自分で何とでもなるはずなのに、不思議だと壮一は感じた。
「何が必要なんだ。俺に頼まないといけないものって何だ?」
訊くと、答えを聞いて、少し困惑した。
「河豚の肝臓」
毒のある部分で、当然、廃棄されるのは通常だ。漁師をしていれば、釣り上げることもあるが、フグの調理は免許が必要だし、実際、難しい。釣り上げれば、そのまま丸ごと市場に出す。調理することはない。肝臓と言われても、触るのは怖い。
「肝臓だけというのは、難しい」
そう答えると、
「内臓なら、どこでもいい」
と、求める部位が広がった。
「それなら」
と、請け負ったが、毒だ。何に使うのか・・・。だから、先ほどの会話になったわけだ。
野犬の駆除なら・・・と、自分を納得させた壮一だったが、誘われて、不安になった。
この際だからと、気になっていたことを訊いた。
「純孝と純茂、純代の三人は、あんたの子だが、父親は純英なのか?」
女は笑った。そして、
「どうしたんだい?そんなことが気になるのかい?」
と言って、壮一の顔を覗いた。
「いや、この間、純孝や純茂と俺が顔や性格が似ていると言う奴がいてね」
壮一が、苦笑いすると、
「そうね。中出しした後に生まれたから、俺の子じゃないかって思ったってわけね」
女は合わせてきた。