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第11章 奴隷・奥村亜弓

「んぶーっ！うぶっ、うぶっ！んぶぶっ…い、いぐぅ…んん…」（こんなの無理！耐えられない…こんなの一時間も続けられたら絶対におかしくなる。イク…逝っちゃう…ああ、誰か助けて…お願い…）

玩具を固定されたまま部屋に一人残された亜弓は絶頂を繰り返しながら、妹たち三人に調教されている姿を妄想していた。官能小説のハードなストーリーが現実のものになるのだ。妹の菜月には奴隷になることを誓わされていたが、激しい調教の果てに菜月の友人の真紀と麻里子にも奴隷を誓わされるのは間違いなかった。亜弓の頭の中では泣きながら奴隷宣言をする惨めな姿が広がっていた。

そして、AVへの強制出演とSMクラブのM女として強制的に働かされている姿も亜弓の頭の中に広がっていく。奥村亜弓が出演させられるAVはもちろんSM調教ものである。タイトルは「奥村亜弓 緊縛調教～奴隷志願～」プロの緊縛師によって全裸亀甲縛りをされた亜弓は天井から片足を吊り上げられ、男優にバイブと電マで何度も何度も絶頂させられる。さらに別の男優にカップ型の乳首ローターでいやらしく勃起した乳首をしごきあげられていった。

SMクラブでの強制勤務「M女・奥村亜弓」は客の男性に赤いロープで縛られ、背中に鞭を打たれる。さらに乳房に蝋燭を垂らされ、悦びの声をあげるマゾの亜弓。さらに四つん這いにされて「ありがとうございます、ご主人様」と言わされながら浣腸を打たれたのだった。そして、客の目の前でおまるに排泄をさせられ、オプションのビデオカメラで撮影をされていった。

（いくら奴隷になると誓ったからといってこんな…でも隠し撮りされたオナニー写真をばらまかれたらもう会社にも行けなくなる。どうしたらいいの…）

【1時間後…】

「うぶーっ！んぶーっ！うぶっ、んぶっ、うぶぶ…んぐっ、んんっ、んっ…」

放置をされてから一時間が経過した。すでに10回以上絶頂した亜弓だったが菜月は部屋に戻ってこなかった。サディストに目覚めた菜月によって朝まで放置されるのではないか。そんな恐怖も頭の中に過ったが、菜月は二時間ほどで部屋に戻ってきた。

「あーあ。ぐちょぐちょになってる。ヤバいね。お姉ちゃん何回逝っちゃったの？」

戻ってきた菜月の手には自分の部屋のパソコンで作成してきた「主」が「奥村菜月」に変更され、内容も一部変更された奴隷誓約書が握られていた。