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第16章 公開SMショー

「うぶぅーっ！んぶぅーっ！いぐっ、いぐぅ！んんっ、んんーんっ！」（そんなあと三回逝ったら専属マゾ奴隷決定なんて…絶対に耐えられない。またイク…ああ、もうダメえ…専属奴隷に…）

今度は股縄が施された股間を沙羅に集中的に責められる亜弓。女をイカせることに慣れている女王様による電マの刺激に耐えられるはずもなく、亜弓はあっさりと三回絶頂してしまう。沙羅から亜弓がバーの専属マゾ奴隷になることが発表されると、客たちから拍手が沸き起こった。それは亜弓にとって屈辱的な拍手であった。

パチパチパチパチ…

「お客様にお知らせいたします！右のマゾ奴隷の亜弓ですが、正式に当店の専属奴隷になることが決定いたしました！本名は奥村亜弓、24歳のOLです。皆様、これからどうぞよろしくお願いいたします」

「んぶぅーっ！うぶぅーっ！んんっ、んんーんっ！うぶっ、んぶぅ、んんっ…むむっ…」（そんなこと勝手に！バーの専属奴隷なんて絶対に嫌よ！お願い、誰か助けて！菜月…）

黒服より亜弓が正式にSMバーの専属奴隷になったことがアナウンスされると再び客たちから拍手が沸き起こった。そして、ステージ上の亜弓と志織は女王様二人に鞭を打たれていく。マゾ奴隷二人の乳房と尻、背中に鞭が喰らわされていくと、興奮状態の客たちから歓声があがる。さらにSMサークルの主賓の男が志織も専属奴隷にしてもよいと申し出ると拍手が沸き、客たちの興奮は最高潮に達するのだった。

「再度お客様にお知らせいたします！さらに左のマゾ奴隷の志織も当店の専属奴隷になることが決定いたしました！本名・倉田志織、26歳。新宿素人SMサークルに所属する真性のマゾです。二人の専属奴隷をどうかよろしくお願いいたします」

亜弓と同様に専属奴隷を宣告された志織のマスクが外され、素顔が晒されると客たちから「おーっ！」という声があがる。身体と片足を吊っていた縄を解かれた志織は後ろ手に縛られたままステージ上で正座をさせられた。

本名と素顔を晒され、緊縛されたまま正座をさせられた志織は観念したような様子であった。志織は嵌められている首輪に鎖のリードを取り付けられ、横に立つ女王様にそのリードを握られた。

（そ、そんな…次は志織さんみたいに私もマスクを脱がされて素顔を…本名まで晒されてるのに。こんなの嫌あ。お願い、誰か助けて…）