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ユイとルイ
第2章 結衣子①
夕食を済ませた私たちはいったん部屋に帰りました。そして結衣はやっとシャワーを浴び、いつものパジャマ姿で窓際のソファに座っていました。

「お父さんもシャワーする?」
「うん、まだいいや。寝る前で…」
「じゃあ、ホテル探検しない?」
確かにまだ7時を過ぎたばかりで、寝るには早すぎました。私が頷くと、結衣子はソファをから立ち上がりました。そしてトランクを開けるとなにかごそごそし始めました。

「10分だけ待って、お父さん!」
「はいはいw」
朝早くから起きて移動した一日の疲れが出てきた私は、別のソファに座って目を瞑っていました。少しうとうとし出したそのとき、メール着信音が響きました。私は反射的にスマホを手に取ると、それは妻からのメッセージでした。

「着信、大丈夫?」
「うん、大丈夫…」
そう言って私が振り向くと、結衣子は自分のベッドの上で裸になっていました。背中を私に向け、一瞬だけ振り返りました。チラッと覗いた胸のふくらみに、小さな突起が見えています。そして裸に見えたお尻には、白い小さなTバックを履いていました。私は思わずその後ろ姿を凝視していました。

「もしかして…お母さん?」
「…うん、着いた?って」
「ふうん、そう…」
背中を向けたまま、結衣子はブラを着けています。そして頭からワンピースを被ると、ベッドを下り私の前に立ちました。

「さあ、行くよ…お父さん!」
見覚えのあるシックな白いワンピースから、肩を出した結衣子が腕を伸ばしました。私は結衣子の手を取ると、ベッドから下りました。

「バー行こうよ!」
「子供はダメだよw」
「えー、やっぱ…ダメかー?」
急にテンションが落ちた結衣子が可愛らしく、私は気持ちが元に戻っていました。そして結衣子の顔をよく見ると、いつの間にかメイクをしていました。

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