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奴隷館 Crime d’amour〜Mの肖像
第3章 従属と支配〜緋美
 アールデコ調のシャンデリアとウォールランプからのミルク色の光が、ほの暗いエントランスホールの黒い床にぼんやりした輪を作っている。その床は黒いタイルを敷き詰めたものだ。窓は無い。

 真っ直ぐに立った私を、支配人の冷たい目が点検する。

 入館にあたり、ドレスコードは以下のように規定されていた。

 ・華美な服は避けること。過剰に肌を露出したデザインも不可。
 ・必ずスカートを着用のこと。
 ・ガーターベルト及びガーターストッキングを着用のこと。
 ・下着はブラジャーとショーツ、素材はシルク製のエレガントなものを着けること。カラーはピュアホワイトもしくはブラックのみ。
 ・靴は黒いエナメルのハイヒールに限る。ヒールの高さの規定は無いが、十センチ以上のものが望ましい。
 ・長い髪はあらかじめ後ろで束ねておくこと。
 ・アクセサリーは外しておく。
 ・メイクは必須。口紅はレッドのみ許される。ネイルは不可。長い爪は切っておくこと。

 以上のルールのほかにも、自らしゃべってはいけない、話しかけられたら必ず返事をするなど、細かい規則があった。

「体型は変わっていないですね」
「はい」
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