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奴隷館 Crime d’amour〜Mの肖像
第7章 晒される羞恥と屈辱〜緋美
 視界を奪われると聴覚が敏感になる。今の私がそうだ。かすかに音楽が聞こえる。クラシックだ。ヴァイオリンの音色……哀愁のあるメロディは聞き覚えがあった。シベリウスのヴァイオリン協奏曲だ。

 X字形に拘束されている、シルクのブラとショーツとガーターストッキング姿の目隠しされた女を鑑賞しながらのディナータイムのBGMにしては、洒落ているというか、通好みと言おうか。などと考えていたら、物音がした。足音と人の気配を感じた。客が来たのだ。

 東京に本部を置く会員制倶楽部サロン・ド・ヴェロニカペルシカのリッチなサディストの男たちが、晒しものにされた女と一流料理人の手によるディナーを愉しむために、やって来たのだ。

 気配と足音が増えていく。かすかな話し声も。そして晒しものにされた私の肌に突き刺さる視線も。
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