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奴隷館 Crime d’amour〜Mの肖像
第13章 被虐の快感〜緋美 鞭打たれる柔肌
乳首へのいたぶりが唐突にやんだ。刹那、乳房に鞭が振り下ろされた。炸裂する傷みに、一瞬、息が止まった。背中への打撃とは比べものにならない痛さだ。おそらく鞭の振い方を変えている。
上下左右から容赦なく乱打され、吊られた腕を揺らして悶えて泣き叫んだ。鞭に狙われた乳房はすぐに赤い筋だらけになった。
「おまえは美しい。泣き腫らしたおまえの顔を見たい。マスクを取ってもよいか?」
「だ、だめっ、いやっ」
「フフフ。ならば罰を受けるがいい」
頑なに拒絶する私へ、鞭の罰が下される。乳房もお腹も背中もお尻も脇腹も滅多打ちされた。足を開けと命令されて、開いて無防備になった股間にも鞭を振るわれた。息も絶え絶えの私なのに、ご主人さまは涼しい顔で鞭を振るい続ける。
やがて私のなかに、痛みとは違うなにかが芽生えてくる。その感覚が次第に広がり、私を包んで持ち上げ、浮遊させる。
ああ……と、甘いため息が出た。ご主人さまにも聞こえたようだ。鞭の柄を私の顎に当ててグイッと押し上げた。マスクで隠した目を覗きんでくる。
「どうしたリコリス。なにか言いたことがあれば言え。許す」
「……もっと」
「なんだ?」
上下左右から容赦なく乱打され、吊られた腕を揺らして悶えて泣き叫んだ。鞭に狙われた乳房はすぐに赤い筋だらけになった。
「おまえは美しい。泣き腫らしたおまえの顔を見たい。マスクを取ってもよいか?」
「だ、だめっ、いやっ」
「フフフ。ならば罰を受けるがいい」
頑なに拒絶する私へ、鞭の罰が下される。乳房もお腹も背中もお尻も脇腹も滅多打ちされた。足を開けと命令されて、開いて無防備になった股間にも鞭を振るわれた。息も絶え絶えの私なのに、ご主人さまは涼しい顔で鞭を振るい続ける。
やがて私のなかに、痛みとは違うなにかが芽生えてくる。その感覚が次第に広がり、私を包んで持ち上げ、浮遊させる。
ああ……と、甘いため息が出た。ご主人さまにも聞こえたようだ。鞭の柄を私の顎に当ててグイッと押し上げた。マスクで隠した目を覗きんでくる。
「どうしたリコリス。なにか言いたことがあれば言え。許す」
「……もっと」
「なんだ?」