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奴隷館 Crime d’amour〜Mの肖像
第14章 被虐の快感〜緋美 縄酔いと放置プレイ
一時間、それとも二時間ぐらい……もっと短い時間だったのかもしれない。鞭のうなりが止んだ。……と、両腕を吊っていた力が緩み、よろけた肩を力強い腕に支えられた。
「しっかり立ちなさい」
腕を縛っていたロープをご主人さまが解きはじめた。解放してくれるのかと思っていたら、痺れているその腕を、今度は後ろ手にロープで縛りはじめた。
「もっと胸を張りなさい」
「……はい。ご主人さま」
掠れた声で答える。膝から下の力が入らない。フワフワしている感じがする。その足を懸命に踏ん張り、命令されたとおりに胸を張った。
後ろ手にされた、背中で組んだ両腕を、ロープでしっかりと拘束された。さらに、赤い筋だらけの乳房の上と下にロープが回される。
一つひとつの手順が正確で早い。以前にも縄で縛られた経験があるけれど、四宮教授は慣れている。緩みが無い。
胸の谷間を通った二本のロープが首の横をとおり、背中へ、しっかりと固定された。そして、ついさっきまで私を吊っていたフックが背中のロープに引っ掛けられ、また私は、今度は上半身を、まるで罪人のように縛られたポーズで吊るされる。
「しっかり立ちなさい」
腕を縛っていたロープをご主人さまが解きはじめた。解放してくれるのかと思っていたら、痺れているその腕を、今度は後ろ手にロープで縛りはじめた。
「もっと胸を張りなさい」
「……はい。ご主人さま」
掠れた声で答える。膝から下の力が入らない。フワフワしている感じがする。その足を懸命に踏ん張り、命令されたとおりに胸を張った。
後ろ手にされた、背中で組んだ両腕を、ロープでしっかりと拘束された。さらに、赤い筋だらけの乳房の上と下にロープが回される。
一つひとつの手順が正確で早い。以前にも縄で縛られた経験があるけれど、四宮教授は慣れている。緩みが無い。
胸の谷間を通った二本のロープが首の横をとおり、背中へ、しっかりと固定された。そして、ついさっきまで私を吊っていたフックが背中のロープに引っ掛けられ、また私は、今度は上半身を、まるで罪人のように縛られたポーズで吊るされる。