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コンビニバイトの男の子
第5章 誕生パーティー
次の日、寝坊した貴之がキッチンに入ると、先に食事を終えていた萩子が片付けをしていた。
「シュウ、おはよう。ごめん、寝落ちしてた」
「おはようございます。私もすみません、昨日は疲れて先に寝てしまって」
萩子が洗い物の手を止めて、頭を下げる。普段と何か違うなと感じながら、それが何か解らずに会話を続けた。
「え?そうだったんだ。遅かったし、全然構わないよ。それよりも疲れはもう大丈夫?」
「え?あ、はい。朝起きたらすっきり」
「それはよかった」
貴之が冷蔵庫を開ける。中にミネラルウォーターのペットボトルが入っていた。それを取り出して一口飲む。水切りカゴを盗み見ると、江戸切子のグラスは無くなっていた。
「昨夜は僕も疲れててね。帰って来て即書斎に直行して、ちょっと一息ついてからお風呂に入るつもりが、気が付いたら朝になってた」
そう言って笑う貴之に、萩子は少しほっとした表情を見せた。
「やっぱりそうだったんですね。実は私も気疲れから寝てしまって、朝お風呂に入ったんですよ。その時に使った感じが無かったので」
(違和感は、微かにボディソープの香りがしてたことだったのか)
疑問が解消し、もやもやしていた気分が晴れる。
「それでしたら、ご飯の後でお風呂入りますか?」
「そうさせてもらおうかな」
貴之はキッチンを出ると、ダイニングテーブルに移動した。
「商談の方は上手くいってるんですか?」
「うん。順調」
萩子の問い掛けに応えると、貴之も問い掛け返す。
「シュウの方は、女子会はどうだったの?」
萩子が、屈託のない笑顔を見せた。
「とっても楽しかったですよ」
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