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コンビニバイトの男の子
第2章 落とし物
【5】
二人手早く服を着ると、寝室を出て玄関に向かいます。既に日が沈んで、玄関扉横にあるガラス窓の外はすっかり暗くなり、門柱の照明が灯っているのが見えました。
玄関で靴を履く悠希を見ながら、つい数時間前、落とし物を届けてくれたお礼として招き入れたときは単なる知り合いの男の子だった悠希を、セックスをした今は肉体関係を結んだ男性として送り出すことに、不思議な気がしています。
(悠希くんが出ていったら、この時間も終わり・・・)
濃密だった時間の終焉にふと寂しさを感じて、萩子は声を掛けてしまいました。
「彼女さんと、上手くできるといいわね」
「頑張ります」
そう言うと、悠希が、改まって深々とお辞儀をします。
「萩子さん、ほんと、ありがとうございました」
つられて萩子もお礼を言いそうになりました。
(気持ちよかったお礼は、言ったら駄目よね。でも、何か・・・)
玄関のドアを開けようと向きを変えた悠希の動きで空気が流れます。先程まで間近で触れていた悠希が纏う匂いを感じ、気が付くと躰が動いていました。
「悠希くん」
「はい?」
悠希が振り向いた目の前に、萩子は躰を寄せていました。サンダルも履かず、素足で三和土に降りています。そのまま、何も言わずに悠希の胸に手を当てると背伸びをして、悠希の唇にキスしました。
「!萩子さん?」
唇を離した萩子が、照れたように顔を赤らめています。
「えっと、彼女さんと上手くできるように、おまじない」
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