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コンビニバイトの男の子
第4章 食事会

「そんなに急がなくても、まだ時間大丈夫だから」
「すみません。美味しくて、つい」
悠希も照れくさそうに笑うと、一息ついて少しペースを落として食事を再開します。
「こんなに美味しそうに食べてくれたら、私も作った甲斐があるわ」
そんな会話をしながら、萩子はいつもは貴之が座る椅子で食事する悠希の姿を盗み見します。
(ほんと、美味しそうに食べるなー。最近貴之さんと一緒に食べてないけど、こんな風に食べてくれてたかな。褒めてもらった記憶もあまり無かったような・・・って、比べることじゃないわよね。久しぶりのちゃんとした食事で、テンション上がってるだけかもだし)
貴之と比較したことを心の中で言い訳しながらも、盗み見を止められません。
(食べてるところ見るの、何か悪いけど・・・)
おかずを掴んだ箸を口に近付け、口の中に運び、口を閉じてもぐもぐと咀嚼する・・・。一連の悠希の口の動きに視線が吸い寄せられ、萩子は何故かどきどきしてきます。
「萩子さん、どうかしました?」
悠希に声を掛けられて、箸が止まっていることに気が付きました。
「な、なんでもない」
慌てて味噌汁に口を付け、食べることも忘れて見入ってしまっていたのを誤魔化しました。
「すみません。美味しくて、つい」
悠希も照れくさそうに笑うと、一息ついて少しペースを落として食事を再開します。
「こんなに美味しそうに食べてくれたら、私も作った甲斐があるわ」
そんな会話をしながら、萩子はいつもは貴之が座る椅子で食事する悠希の姿を盗み見します。
(ほんと、美味しそうに食べるなー。最近貴之さんと一緒に食べてないけど、こんな風に食べてくれてたかな。褒めてもらった記憶もあまり無かったような・・・って、比べることじゃないわよね。久しぶりのちゃんとした食事で、テンション上がってるだけかもだし)
貴之と比較したことを心の中で言い訳しながらも、盗み見を止められません。
(食べてるところ見るの、何か悪いけど・・・)
おかずを掴んだ箸を口に近付け、口の中に運び、口を閉じてもぐもぐと咀嚼する・・・。一連の悠希の口の動きに視線が吸い寄せられ、萩子は何故かどきどきしてきます。
「萩子さん、どうかしました?」
悠希に声を掛けられて、箸が止まっていることに気が付きました。
「な、なんでもない」
慌てて味噌汁に口を付け、食べることも忘れて見入ってしまっていたのを誤魔化しました。

