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Deep Throat - ディープスロート
第1章 プロローグ
一人の少女が広い舞台で踊っていた。きっと練習なのだろう。音楽のない静かな舞台。ステップの音、衣服が擦れる音、力を入れる時の微かな声、息遣いが聞こえる。きっと先生に見てもらっているのかもしれない。少女の緊張が伝わってくる。

手足の感覚は先端まで研まされ、全身に熱波が駆ける。汗が光り、跳び上がり、両脚をしっかりと伸ばす。力強い鼓動に合わせ高まる高揚感、滑らかな体の動き、優雅に宙を舞う真っ赤なリボン。そして前転し、起き上がり、再びそれを手にしたときの笑顔。もっと、もっと、上手くなりたい、もっと美しく舞いたい。そんな彼女の気持ちが伝わる演技だった。

だが手で操るリボンは少女の意思とは違う動きをする。クルクルと回る大きな輪が徐々に小さくなり、彼女に近付く。彼女は体に絡まるリボンに平静さを失い、リズムが狂い、次第に体を思うように動かせなくなる。あんなに優雅に舞っていた少女には、まるで独創を許さない、「従順」という型にはめられ、広い空間が狭く感じてくる。
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