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バニーガールの穴の奥
第10章 深夜…1時過ぎの巣穴
『ねぇ、日村さん。今夜は
上のスイートルーム空いてる?』
フロントのスタッフは名札は
付けていないが、ユイは
名前をちゃんと知っている様で。
スイートルームが空いているのかと
そうフロントスタッフに声を掛けた。
「スイートルーム…なんて
このレンタルルームにあるのか?」
ラブホよりもコスパのいい
リーズナブルな料金設定で、
最短での利用単位が45分と言う…
短時間から利用できる所で……。
安さで売ってると思って居たから、
ラビットハウスにスイートルームが
存在している事に俺は驚いていたのだが。
VIPルームとして利用する時は
特別に20分からの料金が
ラビットホール用に
設定されているのだそうだ。
俺が今夜泊まる部屋が4500円で、
スイートルームはこの時間からなら
6000円になるのだそうだ。
俺が差額を支払うと申し出ると、
店番が店で出来なかったお詫びだと、
部屋のグレードアップに必要な
差額の1500円はユイが持つとの事だった。
「随分…、サービスが良いんじゃないか…」
『お客様は…常連さんですから…』
そして…、そんな”特別”扱いに…
俺は……騙されてしまって、
今夜も勘違いを…募らせてしまう…。