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バニーガールの穴の奥
第19章 後日談 巣穴暮らし

この日にって日は、決まってて
後は行先を決めるだけだが…
候補は幾つは挙げていて
唯花の最終決定待ち…の状態で
旅行の計画はストップしてしまっていた。
『そっ…それは……どこがいいか
行先…は、凄い…迷っててッ…、
近い場所で…ホテルとか旅館で
ゆっくりする時間が長いのも…
いいなぁって思うし……』
「まぁ…平日も平日だから、
直前でも…部屋はあいてるだろうがな…」
唯花が行きたいと言ったのは
ちょっと地元からは離れた
泊りで行く方が良い距離の美術館で。
1日目を遠い場所にしておけば
2日目にちょっと遠目の場所も
行けるんじゃないかと思ったが
金沢は……アクセスが…1泊2日で
行く場所じゃなさそうだったので。
行先は箱根にして、箱根にある
美術館巡りをする旅行にした。
「いい、インスピレーションを
得られると…良いな…」
『はい、そうですね…。あ、あの~
箱根に泊まるんですよね?その…』
唯花が箱根のある老舗ホテルに
箱根に泊まるなら行きたいと行って来て
お金は自分も…貯金があるから
ちょっと良い所がいいと…言って来て。
富士屋ホテルに泊まりたいと言って来た。
『建物…その物が…有形文化財に
指定されてる…んです…、明治から
昭和初期の…レトロ感のある…お宿で…』
予約サイトで料金を見たが
週末に泊まるより平日な分
2万ほど1人辺り安くなるし
唯花が…自分の分は出すと言うので
俺にはその提案に断る理由もないし…。
あれから…相変わらずラビットホールに
毎日のように通っているが、裏メニューを
注文しなければ…同棲してる分で
生活費が…前より浮いた分も…
貯金に回したりできてる程になっていて。

