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悪いオンナ…2
第1章 【美大生の僕は魅力溢れる彼女に心奪われて…】





「舌出して……」



リアルな夢だな
それに生温かい
吐息まで感じる



「ガク……しよ?」



「へ……?」



え、なに?現実?
そうだよ、僕の部屋に居るんだよ、長谷川多希が!!
またもや唇を塞がれて舌が入ってきた
何これ……身体がおかしくなりそうだ
舌先が絡み合って、耳も触ってくるし、Tシャツの上から乳首なぞってくる…!
長い髪を片方に寄せてキスの角度を変えてくる
どうしよう、下手なのがバレる……



「ハァハァ……ちょっと、ギブ…っ」



「え、ギブ?」



「だって……」



こんなの聞いてない……
クソ気持ち良くてどうにかなりそうだよ
布団を剥いで下を見た彼女
ヤバい……また勃起してるの見られた
隠そうとしても阻止されて……泣きそう



「さっきもこんな風になってたよね?」



あぁ、やっぱり見られてた………
キモいって思われた………



「ごめんなさい……」



俯いたら、そっと手が伸びてきて僕に顎クイしてくるんだ
目を逸らしたら叱られて……



「私が出してあげるって言ったら引く?」



ごめんなさい、何を言ってるのかさっぱり……
頭回らなくて、答えられないでいた



「ガクの初めての人になって良い?」



「え……?」



頭真っ白………
いや、童貞ってバレてる!そりゃそうだよ!
こんなのが経験済みなわけないだろ!
あまりにも驚いて口をパクパクしてたら笑われた
笑われてまたキスして、舌を絡め合う
持っていき方が秀逸過ぎる……慣れてるんだよな



僕の初めての人にって……本当に?



「あ……でも、僕、何の準備も…」



「クスッ……ゴムなら持ってるから」



うわぁ……慣れてる………あっ




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