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特別捜査官・優子
第5章 誘導尋問
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「ンンッ…」と女は声を出し、躰を揺らしていた。女が「ふぅふぅ…」と息を吐き出す中、何度も何度も黒い布は女の口を、今度は粘着性のない布でしっかりと塞いでいた。結び目もきつくされ、女は鼻から漏れる息が音を出すくらいに荒い息をしていた。
「君に騒がれては困るからな…」
男はそう言うと、優子の躰を背後からがっしりと抑えこんだ。男の両手が女のパンツスーツのベルトに伸びていた。優子が「ンンッ…」と肩を回し、両膝を折りたたんでベルトが外されないよう抵抗する。
「抵抗しても無駄だ…なら…もっと我慢させるぞ…」
優子は男にそう言われると大人しく受け入れ、膝を少し立てた状態で、男の指を見続けていた。
優子は長年隠し続けてきた嘘が暴かれるような心境になった。自分自身がこの先どうなるか、1つだけ確かなことがあった。それは目を閉じて、男が言う『我慢の限界』の先にある出来事を、全て受け入れるしかないことだった。
佐々木の手がベルトを外し、ボタンを外し、ファスナーがゆっくり下ろされる。自分以外の人物に、しかもテロリストの佐々木一輝の手に落ち、脱衣される、その音を聞く優子は絶望的な気持ちになっていた。熱が高まっている、ホットスポットに男の手が伸びていく。
「君に騒がれては困るからな…」
男はそう言うと、優子の躰を背後からがっしりと抑えこんだ。男の両手が女のパンツスーツのベルトに伸びていた。優子が「ンンッ…」と肩を回し、両膝を折りたたんでベルトが外されないよう抵抗する。
「抵抗しても無駄だ…なら…もっと我慢させるぞ…」
優子は男にそう言われると大人しく受け入れ、膝を少し立てた状態で、男の指を見続けていた。
優子は長年隠し続けてきた嘘が暴かれるような心境になった。自分自身がこの先どうなるか、1つだけ確かなことがあった。それは目を閉じて、男が言う『我慢の限界』の先にある出来事を、全て受け入れるしかないことだった。
佐々木の手がベルトを外し、ボタンを外し、ファスナーがゆっくり下ろされる。自分以外の人物に、しかもテロリストの佐々木一輝の手に落ち、脱衣される、その音を聞く優子は絶望的な気持ちになっていた。熱が高まっている、ホットスポットに男の手が伸びていく。
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