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貴方色
第5章 おまけ
「ただいまっす〜。」
「ただいまです。」
黄瀬と黒子が体育館に帰ってきた。
2人は、何事もないような顔をしているが、明らかに距離が近くなっている。
誰も特に何も言わないと思っていた。
「あー、黒ちん〜。黒ちんって黄瀬ちんと付き合ってるのぉ〜?」
紫原のその一言で場の空気は凍った。
「紫原っち…‼︎///」
黄瀬なんかは、顔を真っ赤にして挙動不審な動きをしている。
しかし、黒子は特に表情をかえずに、真顔で立っていた。
そして…
「はい。そうですよ。」
っと、あっさり認めたのだった。
「くくくくくくくく、黒子っち⁉︎///」
黒子があっさりと認めたため、紫原と黒子以外は絶句した。
「なんですか?黄瀬くん。不満ですか?」
「…///(ブンブン)」
黒子の質問に黄瀬は、顔を赤くしながらも勢い良く、首を横に振った。
「じゃあ、いいじゃないですか。彼は、僕の物です。」
黒子は、悪魔とも天使ともとれる笑顔で言った。
-fin-