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君は僕のモノ
第1章 雪乃
「分かるって何?」

相手の気持ちが分かるって何よ。

「……その、誰かを好きな気持ち?」

何それ。

全然、解ってないよ。

しばらく黙っていると、行こうと彼。

もう、翔也とは会う事は叶わない。


ーーーーーー

そんな事を思い出していると、仕事が手に着かない。

「赤間、手が動いていないぞ。」

ハッとして顔を上げると、作間部長が私の隣に立っていた。

「部長…」

「何が部長だ。仕事してないじゃないか。」

すると部長が、私をじーっと見つめる。

「具合、悪いのか?」

「えっ、いやっ。」

「やっぱり顔色が悪い。医務室に行け。」

医務室って、ベッドあるところじゃん。

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