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夜に咲く名前のない恋人達
第2章 ホストクラブデビュー
真っ赤な顔を伏せたぷりんを、ルカがじっと見つめてくる。

「ねぇ……キスしてほしいの?」

甘く低い声で囁かれ、ぷりんはピクッと肩を震わせた。

ゆっくりと近づいてくるルカを見ることもなく、鼓動がどんどん速くなっているのがわかる。

どうしよう……

でも……

姫先輩が言ってた。

「エレベーターでキスしたりするんだけどね?」って。
そういうルールなんだよね……

ぷりんはぎゅっと強く目を閉じて、震える顔をそっと上げた。

私のファーストキス……

心の準備なんて、できてない……

でもしなくちゃいけないんだよね……?

その瞬間。

ルカの腕が優しくぷりんの体を包み込むように抱き寄せた。

「……んっ」

初めての感覚に身をこわばらせるぷりん。

その力はとても優しくて、まるで腫れ物でも扱うような柔らかい感触だった。

チュッ…………

そんなルカの唇が触れたのは

ぷりんの額。

「……へっ?」

きょとんとするぷりんを見て、ルカがクスッと笑う。

「そんな顔するなよ?」

「……っ……だって……」

キスするんじゃなかったの……?

ホストって、そういう事を簡単にするものじゃないの……?

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