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夜に咲く名前のない恋人達
第6章 ホストクラブ『ジュリア』の派閥
ぷりんは小さく呟いた。

「どうして……? ルカくん、一人でそんな危ないこと……」

「俺達を巻き込みたくないってことだろ?ルカは頑固だからな。俺らが何か言っても聞かない」

「……でも、それって危ないんじゃ……」

「もちろん危ないさ。でも、ルカは止められない。
もし止められるとしたら、君みたいな、ルカの特別な女だけかもしれないな?」

ルカの特別な女。

さっき、司にも言われた。

ぷりんは不思議そうに尋ねる。

「あの……特別な女って?さっき、司さんにも言われたんですが……いったい何なんですか?」

「ん?ただのホストの勘だよ。ルカが入れ込んでるって見ればわかるさ。
俺達が何年、色恋商売してると思ってんだよ?」

こんな状況でも少し嬉しい。

それなら尚更、ルカの力になりたいと思った。

そんなぷりんの心の奥を見透かすように、響が言った。

「ルカを助けたいんだよな?でも……女の子を危険な目に合わせるわけにはいかないよ」

ルカがそんな危ないことに関わっているなんて……

想像してなかった……。

しかし何も知らず存ぜぬ。そんなこと、できるはずがなかった。

「……私、ルカくんに会いたいです」
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