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微熱に疼く慕情
第3章 【甘く麻痺していく心情】







「今日、終わったらご飯とかどう?」



たまたま2人きりになった社内エレベーター
そうだよ、私は先輩の彼女?になったんだ
普通にこうやって誘ってくるし、
用がなければ私もなるべく合わせるようになる



「……はい、わかりました」



2人きりなのに目を合わせるとすぐに逸らしちゃう
まだこのギャップ使えるでしょ?
可愛いなって思っててください
会社ではウブな私を演じてあげる



彼氏になったと言っても、正直まだピンときてない
作るつもりもなかったから、何だか知らないうちにそうなっちゃってた…みたいな
ジャッジ…?からの、お試し交際…?的な?



好きだけど、燃えるような恋じゃない
キープしてたい存在
こんな事、言ったら周りに袋叩きなんだろうな
マーケティング部では結構モテてるみたいだし
俗に言うイケメンなんだろう
まぁ、うん、顔はイケてる
そんな人が地味な私の彼氏…?
何か、自分の事だけど、状況がカオスだな〜って思う
何で俯瞰的に見てるんだろう?とも……




仕事が終われば合流して、手を引かれて
「一華の家に行きたいな」って言われる
それも想定していた
彼氏を家に呼ぶのは普通の事だし
付き合ったなら自然の流れだもんね
どっちかの家に行ったり来たりするよね



それでもまだ、私の頭に浮かぶのは……
真っ先に大智だと言う事が大問題
唯一、家を知っている男
行き来する事を許している男
その気になればすぐに片付けれたのに
処分したって良いのに……
どうしよう、まだ普通に大智の私物が部屋の中にたくさん置いてある



「あ……今日寝坊しかけて、凄く散らかっているのでまた今度にしてもらえたら嬉しいです」


「え〜?そんなの気にしないのに、うん、わかった、また今度、楽しみにしてる」


「はい……」






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