この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
微熱に疼く慕情
第1章 【渇いた心】





「でもびっくりしたのは本当、そして何が何でも一緒に此処に来たかった」と言って連れてきてもらった眼鏡屋さん
色々と試してみて、お互い見せ合う
先輩のは私が選ぶ事になってプレッシャーを感じてる



会社から一歩出れば髪を解いて好きなお酒飲んで、パーッと解放感に包まれたいのだが、髪は解けない、眼鏡掛けてる、会社の人間と居る……じゃ、まだ仕事してるみたいで疲れる
もうこの際、素を出しても良いんじゃなかろうか



鏡の前で髪を解いてみた
手櫛でストレートになるし、毛先はカールが残ってる
「え、おぉ…」と反応されてニッコリ笑う



「私、コレが先輩に似合うと思います」


「本当?じゃ、それにする」



私のも一緒に買って頂いた
じゃないと俺の気が済まない、らしい



「今は掛けないの?」


「仕事中だけです」


「会社出たら取っちゃうの?」


「はい、そうですけど…」


「そ、そっか」


「え?」


「いや、あの……」



真っ直ぐ見られても頭の中は“?”だらけ
急に顔真っ赤にしてモゴモゴと
「今の橘さん、会社の時とギャップが凄い」って



「あぁ……そうですね、こっちの姿は、内緒にしておいてください」


「え、あ、うん、勿論……」


「じゃあ、私、こっちなんで」


駅の近くで良かった
地下鉄乗り換えすれば良いだけだし


「あ、橘さん!も、もし良ければなんだけど、この後……食事でもどうかな?」


「えっと、私、この後、予定が……」


「そ、そっか、そう…だよね、急にごめん」


「すみません、あと眼鏡、ありがとうございます」


お礼を言って地下鉄へ繋がる階段を降りて行くと
すぐにまた呼び止められた


「今度また、誘っても良いかな?」





/71ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ