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微熱に疼く慕情
第11章 【普遍的な真理】





「……何で、この状況で寝れるんだよ」



ポツリと彼が言った
盛大な溜息と共にジッと見つめているであろう気配
何もして来ないならこのまま寝ちゃうよ…?
そんな勇気もなさそうです
スーっと寝息立ててたら横向いて布団を被せてくれた
少しだけ…抱き締めてくれたような気がしたから
抱き枕みたく足の間に足を挟んでみた
ちょっと、腰引かないでよ
警戒してる?まだ勃起しないでしょ
スヤスヤ寝てるふりをしているのが勝つのか
性欲と動揺を隠しきれてると思い込んでいる方が勝つのか



もう私からは何もしないよ
本当に眠くなってきたし
谷川さんって何気に体温高いから
布団の中がポカポカしてて心地良い



「……寝た?本当に寝たの?」



頬に触れてきた手
寝落ちする直前、寝ぼけ眼で
「ん…寝れないの?一緒寝よ」とだけ呟いてまた目を閉じる
あぁ、ヤバい……本当に温かくて睡魔が襲う



「寝ちゃダメ…」



放置されるのが嫌なんだ?
本当に寝ちゃうのがわかって焦ってきた?



「ん……フロントから連絡来た?」


「いや、まだ…」


「じゃ、それまで寝かせて」


「何で寝るの」


「ん……谷川さんがポカポカしてるから、一瞬で寝れる…」



胸元に顔埋めたら布団剥れちゃって
万歳して手首押さえられてる?今……



「俺を……キープですらならないような扱いやめてよ」


「……え?」



あれ、ちょっと面倒臭い人なのかな
構ってちゃんタイプ?
放置したらすぐ拗ねる人なんだ
それはそれで可愛らしいけど、その歳でそうだと
後々面倒臭いぞ
谷川さんは私の1個上で28歳だ
同世代で対等な関係なのはわかるけどね



「意識されなさ過ぎなのも地獄です…」


「ん〜、じゃあ、どうされたいの?」



って可愛く聞いてみる
寝たフリなのバレたっぽいけどもう良いよね




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