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微熱に疼く慕情
第2章 【動き出す熱情】
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樹くんは即、合格……エヘヘ、可愛いから
喘ぎ方もアヘ顔も全部、私好みなの
もしかしたら今、居なくなると一番堪える人かも知れない
放置するくせに離したくないだなんて勝手過ぎるよね
もし他の人に行っちゃったとしても仕方ないと思ってる
毎日愛してくれる人の元に行った方が幸せになれるに決まってるもん
時々しか会えない私に執着してるのも、いずれ終わりが来るって言い聞かせてる
それが突然来ても、受け入れれるように最初から気持ちにセーブをかけている
ただ、言葉でそうは言っても理屈じゃないのが人の気持ちだともわかってるよ
説明出来ない事ってあるじゃない
だから怖いよ、知らないうちにセーブ出来なくなってるんじゃないかって……
この私が、捨てられる側じゃないかって……
「あっあっあっ……イキそう、出ちゃう、一華さん、あぁ〜イクイク、イっっク…っ」
喉奥で締め付けて一気に口内射精させた
私の頭を掴んで痙攣してる
精液が昇ってくるの、舐めててわかるよ
まだこんなに出るの、凄いね
掌に吐き出すと慌ててティッシュで拭いてくれる
いっぱい出してごめんなさい……か
ギュッと抱き締めて、
やっぱり手放せないな…って思った
くっついて眠るのも
夜中のキスやハグも
早朝セックスも
チェックアウトのギリギリまでしたセックスも
樹くんとだから幸せだったよ
最後、エレベーターの中でもキスされた
まだ溺れてくれてるよね…と安心する
「仕事、頑張ってください」
「うん、樹くんは?シフト休み?」
「はい、一華さんと会う次の日はなるべく休みにしてます」
「うわ〜ごめんね?私も休めたら良かったんだけど」
「いえ、気にしないでください、2日会えたんでめちゃくちゃ幸せでした」
ごめんね、もしかしたら大智が来るかも知れない、と早めに切り上げてる
会社近くまで送ってくれてバイバイした
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