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微熱に疼く慕情
第2章 【動き出す熱情】







翌々日、仕事中に携帯が鳴り、見てみると明島さんからだった
思わず立ち上がり、携帯を抱き締めトイレへ向かう
個室に入り、確認してみると
(黒崎が会いたいと言っているんだが連絡してみてくれ)
え……?
黒崎さんの連絡先も送ってきていた



(会いたくないです)とだけ返信する
どうして…?明島さんは居るの?居ないの?
3人は危険過ぎる……
また流されちゃうのは目に見えているから
会わない方が良い



(俺のお願いでも?)



え……それズルいです
断れないのわかってて言ってる



(あいつは信用出来る男だよ、一華が本音を曝け出せる相手だと思うんだけどな)



何で…?それは明島さんじゃダメなの…?
私には危険人物過ぎます



(会社前まで迎えに行かせる、会ってやってくれ)



えっ……会社を教えた事はあったけど
明島さんは一度も迎えに来た事はなかった
それなのに黒崎さんには向かわせるの…?
一体どういうつもりで…?
もしかしたら……明島さんは私を……
ううん、そんな事ない
それはきっと誤解
でも怖い……終わってしまうんじゃないかって



明島さんに会いたい………とは送れなかった
本音が言えてない、という事に気付かれていたんだ
何も言わず、ただ従い続けて躾けられていた
だってあなたは、いつでも私のご主人様だから……
従順な事はイケナイ事…?



珍しく、作業が遅れて残業した
手伝おうとしてくれた同僚も断って、事務所に一人……
もう、来ているのだろうか
そんな事はどうでも良い
明島さんでなければ焦がれる事もない
待っているなら勝手にどうぞ



早く退勤して、誰かと身を寄せ合いたいのに
会社から出るのをこれほど億劫に思った事はないくらい





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