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続・白昼夢
第2章 メッセージ
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『お久しぶり…何とか元気にしてますよ…』
古川からメッセージが来てから1時間が過ぎていた。
果たして返事は来るだろうか。
そう思いながら私はそれを待っていたのだ。
すると、どうだろう。
こんな返事が来たのだ。
『元気で良かった…』
私の心臓はドキドキしていた。
まるで、初恋の人からの手紙を読むような思いだった。
しかし、4か月も経った今、また何故メッセージをして来たのだろう。
そう思わずにはいられなかった。
私は古川にこう返した。
『あなたは元気だったの?』
すると古川はこう言ってきた。
『ええ、俺も何とか元気でしたよ…』
私はそれを読んで少しだけホッとしたのだ。
4か月も音沙汰無しだった古川は元気にしている。
それだけでも私は幸せを感じていたのだ。
そんな事を思っていると古川からまたメッセージが届く。
『ところで、彼氏とかできましたか?』
私はこれを読んで『え?』と思ってしまった。
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